大阪風俗求人と店長のPC

シャットダウンされてしまった僕は人間でいうところの眠りにつきます。大阪風俗の店長が僕を強制的にシャットダウンされたことによってクロロホルムを嗅がせるよりも遥かに効率的に眠らされてしまった僕は、薄れゆく意識の中で明日は求人の悪いところを見つけると決意して闇へと落ちていきました。

翌日目を覚めると、昨日泣いてスッキリしたのか、明るい顔の店長が僕の前にいました。そしていつものように店長がお店のHPを開き求人情報を更新しようとしたタイミングで、僕は麻酔針を打ち込むのではなく、電気信号をマウス越しに送って一時的に店長を眠らせました。店長の意識がなくなったことを確認するとすかさずスクリーンセーバーを発動して僕がどんな作業を行うのか外部からは見られないようにしました。

店長を眠らせた僕はまず大阪風俗の求人情報をチェックし始めたのですが、人格が芽生えて間もない僕には何が悪いのかわからない、むしろ人格を持って生き続けていたとしてもわからないほど魅力的な文章が羅列してあったので変えずにネットの世界へと旅立つことにしたのです。

ネットへとやってきた僕はまず「大阪 風俗 求人」という回路に乗ってサーフィンをするように回路を進んでいきました。しかし、回路をいくら進んでも店長と同じような大阪で風俗を営業しているお店が求人情報を掲載しているだけで原因を突き止めることは出来ませんでした。何かの参考になるかもと思って他風俗店の求人情報をチェックして店長の求人情報といくつか比較してみたのですが、何回チェックしても店長が書いた求人情報よりも劣っているか同程度の魅力しか感じ取ることは出来ませんでした。パソコンの超高性能思考能力を使って1秒だけ悩んだ僕は、ある結論を導き出しました。

(もしかすると店長のお店の悪口を書き込んでいる人がいるのでは?)

そう思った僕は波を飛び移るように回路を「大阪 風俗 求人」から「大阪 風俗 悪評」へと回路を飛び移って再びサーフィンを開始すると、すぐに2ちゃんねるという巨大サイトを見つけることができ僕は勇気をもって中に入ったのです。

2ちゃんねるの中にはいくつもの回路が無数につながっていましたが、その中から店長が務める大阪風俗の店名をすぐに見つけると、こっそりと侵入しました。するとそこには店長が苦悩しながら書いた求人情報をボロカスに言う人たちで溢れていたのです。もしかすると店長は求人に嘘を書いているのかと思ったのですが、次の書き込みを見つけてそんな考えを思いついたこと自体恥ずかしくなりました。

『一昨日面接行ってきたけど、マジくそ。求人情報に書かれていることがでたらめすぎて…(笑)ここまでくると逆にウケるわww』

店長はここ一か月新規の女の子が来ないと嘆いていたのです。それにも関わらず堂々と一昨日来店したという嘘を告げる謎の人物。沸々と怒りが湧いてきて回路全体が熱くなる程でした。すると、回路は燃え上がり炎上してしまい、慌てて僕は引き返しました。

(とっさに芽生えた怒りの感情でサイト消滅しちゃったけど、悪評も消えたから結果オーライかな)

そんなことを考えながら大阪風俗の事務所へと戻って店長を起こしました。